長玉への道(3)~ロ・ク・ヨ・ン~

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(長玉への道・2からの続き)
ゴーヨン(500mmf4を使い始めて早4ヶ月が過ぎました。このベストバランスレンズを1本所持していればレンズに関してはまず問題無いと言っても過言ではありません。しかし私のように熱しやすく醒めやすい性格だと「飽きる」というサイクルがあまりにも早くやってきます。画質よし、重さも適度でよし、見栄えだってよし・・・なのについつい無いものねだりをしてしまうのです。そうです。上にロ・ク・ヨ・ン(600mmf4というフラッグシップレンズが控えているのです。でも所詮は500mmより100mmアップになるだけだろうとしかアマちゃんの私には解釈できませんでした。ところがです!!とあるサイトで600mmで撮ったカワセミの写真を見て愕然としました。その写真は私の知っているであろうフィールドで撮られたものでバックが今ひとつの場所でした。しかしバックが綺麗に溶けているのです。おかしい、ここではバックがこんなにならないはず・・・そうか、ロクヨンはバックのボケが素晴らしいんだ・・・600mmf4の超極浅被写界深度がおりなすボケ味は何物にも変えがたいほどとろ~り溶けておりました。しかし5kg越えのこんな重たいレンズ、軟弱な私に担げるはずがない、しかもこれだけボケるレンズはピントが難しくて私のような腕の無い者には向かないのだろうなあ・・と自分に言い聞かせるのがやっとでした。
私は営業マンですがその商品をお客様が欲しいと感じた時に買うのに至って様々な障害を克服するために一つ一つの反対の断りを営業マンに対して小出しにしていきます。この断り」が出てくると、ちょいと背中を押せばもう契約はもらったものだという手ごたえがあります。まさに今の私はそんな状態です100万円近い、軽自動車が1台買えてしまうとてつもない価格のレンズを買おうとその気になってしまっているのです。もう普通のサラリーマンの趣味の領域ではありません。貴族にしか出来ない高等なお遊びの領域に行こうとしているのです。そしてついにその時が来ました。(次のコラムへ続く)
当時の在庫より

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 600mm
露光時間 1/1250秒
F値 4.5
ISO 200
露光モード M
D.P.P ver2.0.3.7→PhotoshopCS2
撮影日時 05/01/08 13:27/23
超トリミング