餌付け(やらせ)について考える

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今日、私は仕事中に空き時間があったので都内の某公園にカワセミを見に行きました。そこは最近知ったのですがカワセミが来ることで知られていて案外とこんなところで?という場所でした。客先から走ること15分くらいで目的地に着き、お目当ての池は駐車場からすぐ近くでした。すると地元のおじさんたちがカメラを並べていました。ああここか、ずいぶんと分かりやすいところに来るんだなあとカメラを見るとなんと全部の機材にストロボがついているではないですか。しかもディフューザーつきで。すかさず池を見ると至近距離10m無いくらいの所にいかにもという枝が立っていて、その足元を見ると容器が沈んでいました。やはり・・・・見てはいけないものを見てしまった心境に陥りました。実際にカワセミが飛んでくる所までは時間が無くて見ていませんがほぼ間違いないと思いました。「やらせの話はよく噂に聞きますが目の前で見るといたたまれない気持ちになります。特に容器を沈まして餌付けする行為はカワセミの嘴を傷つけ、悲惨な結果になるのが目に見えているからです。そこまでしてまで撮りたいか?自分に問いかけてみると私は自然のカワセミを撮るのが当たり前の環境でスタートしたのでそこまでしてまで・・・と思いました。そのおじさん達のレンズはだいたい200か300mmくらいでした。長玉が高価すぎてとてもそんな物にお金をかけられないからやっているんだ・・と言われれば辛いものはありますがやはりやるべきでは無いと思います。確かに私はフィールドに恵まれているのかもしれません。しかし自然相手ですからはずれの日は全くまともなものが撮れなくて、豆粒のようなちっちゃなカワちゃんを強引にトリミングしたりすることもあります。やはり近ければ質感も出て素晴らしい一枚になりますが、逆光対策で焚くストロボ写真はやはり不自然に感じてしまいます。容器に飛び込むカワセミを見なくて幸いでしたがやはりこの行為に関しては大変考えさせられた一日でした。
餌付けをすることによってカワセミはどうなってしまうのか?
ということをこのサイトで解りやすく説明しています。是非ご覧頂いて餌付けに関してご理解頂けたらと
思います。
「翡翠との出会い」
左下の「餌付け問題を考える」