トビモノへの道(3)~水面飛び~

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さて道場」フィールドで多くのリスクを背負っての撮影が続いたわけですがこの時撮っていたトビモノはカワちゃんが木の枝から飛び出した瞬間のモノが殆どでした。しかしカワセミファンならば殆どの人が「ホバリング」や「お魚加えた水面飛び出し」に憧れることでしょう。私は特に「綺麗な水面の上をお魚を加えて飛んでいるカワセミ」に幻想を抱いていました。これまでこれをまともにバチピン、ブレなしで撮ったことが無かったからです。
ちょうどこの頃、「道場」がぱったりとカワセミの出が悪くなりトビモノを狙う状況ではなくなってきました。その時、タイミングよく、ある公園がカワセミがいるという状況を聞いて早速仲間達と出向いて見ました。すると♀のカワちゃんが1羽でぽつんと居て、冬の濁っていない綺麗な池の水面の上をすれすれに飛んで行くでは無いですか。ここだったらカワセミの水面飛びが撮れる!と思いここに通うことに決めました。ここは今までの「道場」と打って変わって、やさしい雰囲気に包まれたフィールドでさすがは公園。駐車場もトイレも近くにあり、しかもご丁寧にベンチまであります。まさに「マッタリフィールド」と呼ぶに相応しいでしょう。真冬の人の居ない公園はまさにカワセミを独り占めにしているような気にもなります。しかしお目当ての写真はというとなかなか撮れなくて四苦八苦でした。しかも「道場」と違ってカワセミが非常に小さいです。下手すると50mくらいのところに来ることもあります。そんな中での「お魚加えたカワセミの水面飛び」を撮るための修行が新たに始まったのです。(次のコラムに続く)
当時の在庫より(桜が散る頃になって撮れましたぁ<汗>)

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 840mm
露光時間 1/1000秒
F値 5.6
ISO 200
露光モード M
D.P.P ver2.0.3.7→PhotoshopCS2
撮影日時 05/04/17 08:36/45
超トリミング