流し撮りへの道(1)

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ホバリング撮影を意識しすぎるとトビモノが撮れなくなると言われています。まず考えられるのは羽のブレを強調するためにss(シャッタースピード)は1/200から1/640秒からい?に設定して絞り込むことが多いことです。1/640秒ならともかく1/200秒位の中速域だと当然トビモノもブレる確率が高くなりますよね。
次に考えられるのが飛び出しからシャッターを切ってしまうと(特に秒間8コマクラスのカメラ)ファインダーのブラックアウトでカワセミを追えなくなり、いざホバっていても見失ってしまう・・・私が多かったのがこのケースでした。飛び出しからズババババァ~!とシャッターを切っているので隣で撮っている人が「ホバってる~!」といっても「え?どこ?」ってなことになってしまうのです。
こんな風に幾度と無くホバチャンスを逃してきたわけですが、「二兎を追うもの一兎を得ず」というのが正解なのでしょう。しかし欲張りな私はどうしてもホバ設定のままトビモノも撮りたかったのです。しかし高速ssでしかトビモノが撮れないと思っていた私にとってブレブレ写真の量産でしかありませんでしたホバはトマリモノだから(人によって解釈が違う)低速ssでもある程度とまるがトビモノはブレても仕方がない、と思うしかなかったのです。
そんなある日、相変わらずのホバホバ設定で(これはいつホバするか分からないため)トビモノを撮っていたのですが偶然にも1/125秒で撮れたトビモノがありました。カワセミの顔はピタリと止まり、背景は斜めに流れている・・・これだ!!これが流し撮りというヤツか・・・何故か初めて本物のトビモノを撮ったような気がしてきました。(次のコラムに続く)
当時の在庫より(2線ボケバックが悔しい・・)

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 840mm
露光時間 1/125秒
F値 5.6
ISO 200
露光モード M
D.P.P ver2.0.3.7→PhotoshopCS2
撮影日時 05/06/04 09:07/50
超トリミング
ちなみに今日はお仕事で出撃できませんでしたぁ。