長玉への道(7)~偵察用レンズ~

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ヨンニッパを手にしてからはそのシャープな描写力に惚れこみ、ほとんどメインレンズと言ってもいいほどの使いようでした。2倍テレコンも試しに使ってみましたが思ったほどのの画質低下も感じられずまあまあ使い物になるレベルでした。ただしキヤノン純正のテレコンだとAFが極度に遅くなるので常用は厳しいですが・・・
ところがこの万能レンズも400mmながらf2.8という明るさゆえ、その重さがロクヨン級というところが見逃せない点でした。意外に知られていないのがこのヨンニッパISはロクヨンISより10gほど重いのです。外見はヨンニッパの方が約10センチほど短く、直径も5mmほど小さいのですが、ガラスの重さがそれを上回っているのです。しかしロクヨンに比べて寸胴のせいかしっかりとした雲台に固定した状態であればロクヨンよりぶれにくいのは事実です。ロクヨンが難しいと言われている理由は被写界深度の浅さの他にこういう部分もあるのでしょうね。
そんなわけで私のとり撮りライフはヨンニッパ中心に進んでいくのですが、人間の欲望とは恐ろしいもので長いのが揃うと今度は短いのが欲しくなるわけです。というのもこの頃は新たなフィールドを求めて偵察に行くことがしばしあり、カメラに付けて首からぶら下げられてそこそこ焦点距離のあるレンズの必要性に駆られたわけです。候補としてはサンヨン(300mmf4)IS(手ぶれ補正)付、ヨンゴーロク(400mmf5.6)、ズームの100-400mmf4.5-5.6IS付などが挙がりました。いずれのレンズも重さは1kg代でキヤノンの誇るLレンズであります。お値段も10万円代で買えるものです。(10万円代と軽々しく言っていますがもう既にこの頃は金銭感覚が麻痺しています)
この「偵察用レンズ」を何にするかまた新たな物欲レンジャーが顔を出し始めたのです。(次のコラムに続く)
当時の在庫より

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 560mm
露光時間 1/500秒
F値 4.5
ISO 160
露光モード M
D.P.P ver2.0.3.7→PhotoshopCS2
撮影日時 05/09/19 09:28/01
トリミング