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撮影技術向上への道(1)~低ISO修行~

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私がカワセミを追い回すようになってからデジタル一眼を手に入れて、そして念願の長玉も3本も手に入れてホバもトビモノもトマリモノもそこそこは撮れるようになりました。でも人間の欲とはキリがないもので今度は高画質で撮れるようになりたいというのがこの頃の目標でした。
まず第一に考えたのは「低ISOで撮る」、これでした。最初の頃は曇りの日はISO400、時には800は当たり前、時に1600で撮っていた時もありました。それはトビモノ中心でとる場合、どうしてもss(シャッタースピード)を1/1000秒以上は確保したかったからです。ところが以前のコラムで述べたようにレンズをカワセミの動きに合わせて振る、イコール「流し撮り」のことですが、これが身に着いてしまうと1/1000秒以上はさほど必要なくなります。私なんかは1/640秒を一つの基準にしていますがこればっかりは難しいものでカワセミとの距離に拠ります。10数メーターの場合、1/1000秒以上でもぶれるときはぶれます。まあ高速ssと呼ばれる領域がさほど必要なくなると今度は絞り込むかISOを下げるかということになりますが私たちが選んだのはISOを下げることでした。キヤノンは高感度に強いですからISO400でも結構いけてしまいます。正直webもしくはプリントして2L版で鑑賞するレベルであればさほど違いは判らないでしょう。それでもISOを下げる理由は一つ、「低速修行」に他ならなかったのです。曇りなどでssが上がらなければISOを上げればさほど苦労することなく撮れてしまいます。でもISOをそのままにすることによってssが上がらないので様々な工夫をするようになるのです。RAWで1段以上ドアンダーで撮ってソフトで露出を持ち上げるやり方(C社は可能)はあまり感心はしませんが、その時に与えられた露出に逆らうことなくそのままのssで撮ろうとすることによってもの凄く上達すると思います。下手すればその日のトビモノは全滅かも知れませんが、画像チェックしていてばっちり背景が流れてシンクロしているカワセミを見るときほど快感に思うことはありません。しかも低ISOですからノイズも少なくフォトショップなどでシャープをかけるときなどノイズの浮きを気にする必要もありません。気に入った画でしたらA3ノビのプリントも楽勝でいけてしまいます。低ISOで撮ることによって自在にトリミングしたり大伸ばししたりできる懐深い画質を手にすることが出来ます。ですので私を含む「カワセミ修行僧」と呼ばれる仲間たちはみんな低ISO(ISO200以下)をスタンダードとしています。低ISOこそが高画質の近道になることが間違いないと思います。
*ちなみにN社のD2H(sも含めて)を使用されている方、偏見になってしまい誠に申し訳ございません。
(次のコラムに続く)


在庫より

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 560mm
露光時間 1/640秒
F値   5.6
ISO  100
露光モード M
D.P.P ver2.1.1.4→PhotoshopCS2
撮影日時 06/01/03 10:35/35
トリミング


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