トビモノへの道(その2)

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(トビモノへの道・その1からの続き)
ここで皆様にお詫び申し上げます。プロローグで私は「過去に遡ることなく・・・」と申しましたがコラムで過去に遡りまくっています(汗)。このブログの日記と日記の間を埋めるのに過去の撮影シリーズを続けていきますのでご了承願います。
さて超高級カメラEOS-1DMarkⅡ(以降MarkⅡに省略)をゲットしてこれでトビモノを撮りまくるぞ~と意気込んだわけですがカメラが変わったからといって簡単に撮らせてくれません。8.5コマでもフレームアウトしてしまいます。カワセミの枝からの飛び出しはいいとこ2,3枚です。この頃の撮影の仕方はとにかくss(シャッタースピード)重視。暗くてssが上がらなければISO800だろうが1600だろうがISOを上げることによってssを最低でも1/800秒は出るようにしていました。それでも、カワセミはブレブレでピタッと止まってくれません。1/1250秒出ていても今ひとつの時が多いです。所詮はカメラではなく腕か・・・と悩んでいるとある日、フィールドで知り合った仲間がカワセミの横飛びを撮っている所を横で見ているとなんとレンズをカワセミの飛翔の軌跡に合せて振っているではないですか。こんなことをして撮れるのか?ブレブレにならないか?いろいろな疑問が湧きました。試しにやってみようと思い、カワセミが横に飛び出した瞬間、レンズをその方向に振るとなんとファインダーでカワセミを追えるではないですか。シンクロ・・・・まさにそうでした。撮った画像をチェックしてみるとカワセミはブレていませんでした。そうか、カワセミの動きにシンクロすればシャッタースピードはあまり高速でなくてもいいんだ、ということに気付きました。しかし動きのトリッキーなカワセミにレンズの動きをシンクロさせるなど並大抵のことでは出来ません。とにかくカワセミの動きをよく把握して反射神経に磨きをかけないと・・・仮にシンクロしてもピントはどうすればいいんだ?次から次へと問題が降ってきます。この時からトビモノへの修行が始まったのだと思います。(次のコラムに続く)
当時の在庫より

Canon EOS-1D MarkII
焦点距離 300mm×2
露光時間 1/800秒
F値 5.6
ISO 500
露光モード Av
D.P.P ver2.0.3.7→PhotoshopCS2
撮影日時 04/08/22 15:26/34